うつを治すには
うつ病になってしまった。または、自分にとって大切な人がうつで苦しんでいる。あなたが今どちらの立場に立たされている人でもとても辛い状況にいるでしょう。
いつ終わるかもわからない、暗く沈んだ気分。息をしているだけでも辛い毎日。
ぼくも人生で2度うつになった経験があります。だからいえます。うつ状態ほど辛い状態はない、と。
しかし、ぼくはうつを治すことができました。うつは治せます。どんなに先が見えなくて、辛くてもうつを治すことは可能です。
ぼくがうつを治すためにやってきたことがすべての人に効果的だとはいいません。しかし、少なからずうつに苦しむ方々にヒントを差し上げることはできるかもしれません。
この記事ではどうやってぼくがうつを治したかを振り返ってみたいと思います。
うつを治すための3ステップ
前置きは長くなるのも嫌なのでさくっと行きましょう。ぼくの経験を振り返ると、うつを治すためには3つの段階があったと思います。
1 ストレス源を断つ
2 十分に休む
3 本を読む
このそれぞれを説明していきます。
1 ストレス減を断つ
この項目は「当たり前じゃないか」という声が聞こえてきそうです。しかし、実はこのストレス源を断つというのはかなり大切にすべきステップだったと思っています。
なぜなら、自分ではできたつもりでいてもストレス源を断つということができていなかった経験があるからです。
ぼくは高校1年生のときに自分でも気持ちをコントロールできないまま不登校になってしましました。そのまま半年ほど引きこもった経験があります。
このようなことがあったので、自分でもてっきり学校がストレス源だと思っていたんです。
しかし、休んでいる間もうつ状態は思うようによくならず、1年留年してなんとか次の年から学校に通いましたが状態はぎりぎりでした。
それもそのはず、ぼくにとってのストレス源は学校ではなく母親だったのです。
このことに気づくのに大変な時間がかかりましたが、それはまた改めて別の機会に紹介したいと思います。
つまり、自分にとっての本当のストレス源が何かを特定してそこから離れることが必要になります。
2 十分に休む
これは心療内科にかかってうつと診断されると必ずアドバイスされることですが、休むことはとても大切だと思います。
うつになってしまった人にとっては生きているだけで一仕事です。
ですから、とにかく今日一日を生き抜く。それだけできれば十分です。
焦る気持ちもあると思います。本当は働きたい、何かに一生懸命取り組みたいという気持ちはなくならないかもしれません。
しかし、うつはケガと同じで休まなければ治りません。
骨折した人がスポーツを続けていたら直りが遅くなるように、うつになってしまった人が頑張ろうとするとケガが長引くだけです。
ですので、環境が許す限り休むことが大切だと思います。
3 本を読む
最後に、十分に休んで少しずつ意欲が出てきた時期には、本を読むことがすごく効果的でした。
特に、心理学やカウンセリングの先生方が書かれた現場を知っている方々の本はとても参考になりました。
中には「自分の人生のすべてをこれで説明できる!」と思えるほどにすごい本に出会ったこともありました。(その本だけで数記事書けてしまいそうなのでまた改めてご紹介します)
そして、本をたくさん読んだ最大の効果は、
自分の心の動きを自分で観察し理解できるようになったこと
です。
うつを治す前のぼくは自分の心のことすら深い意味では理解できていなかったと思います。
もちろん、感じることには感じます。しかし、なぜそう感じてしまうのか、なぜここで苦しい・怖いと感じてしまうのかという疑問を深く考えていくと想像以上に自分の過去にその原因があるということが分かってきたのです。
特に、ぼくの家族との経験がうつの発症に深く関連しているということが明確にわかってきました。
これはぼくの場合ですが、うつの発症はそれまでの人生全体と深く関わっていました。
そしてこれはぼくの直感でしかありませんが、うつを発症する方はほぼ確実に過去にその種をもらっている気がします。
もちろん、仕事の環境が単純に悪すぎたなどという可能性もあると思います。しかし、自分の過去に深い原因がある方の方が多数派な気がします。(これはあくまでぼくの直感にすぎませんが)
ですから、本を読んで、心理学などの知識を手に入れて、自分の人生を冷静に観察するという作業はとても効果的になると思います。
この経験があったからこそ、うつは治せるとぼくは確信しています。
さいごに
今回はうつの直し方に関して概観を紹介しました。
まだまだざっくりとした流れだけですが、これから少しずつ深く見ていこうと思いますので、良ければまつりぎつねのブログにこれからもお付き合いください。
ぜひ、うつを治して幸せな人生を送りましょう。
うつ病で高校を留年した現在25歳くらいの男.うつになっても立派に生きていけるし, 幸せにもなれるということを発信していきたい.様々な赤裸々話を抉り出していきたいので顔は隠しています.うつ病になってはじめて気づいた,人々を苦しめる仕組みや社会のおかしな部分を少しでも良くするために「こんなことって実は問題なんじゃないか?」ということを書いていきます.