【悩み解決】学校に行きたくない【学校の悩みにも使える3ステップ】
どうしても学校に行きたくない……
少年、学校に行きたくないのか?
誰? ……はい、行きたくありません。
そうか。なら少し話を聞かせてくれないか?
なんなんだろうこの人。
少年は少し警戒しながらも現状をきつねに話した。
話始めると少年は積もった話をぽつぽつと語り始めた。
教室のこと、部活のこと、家庭のこと、塾のこと、そして恥ずかしがりながら恋のことなども少しだけ話した。
しかし、それは断片的で、あまりまとまった話ではなかった。
なかなか悩みが多いな。健全なことだ。中高生は思春期真っただ中。悩みが多くて当然なのだ。
え、それじゃなにも解決していないんじゃ……
いや、君の問題は「自分の悩みに向き合えていない」ことにある。というのも君は悪くないがな。
悩んでいる状態は辛い。それなのに悩みに対する対処をすることができず、傷が傷のままなのだ。
自分の悩みに向き合えていない……
そうだ。現代の学校は忙しい。やることが多すぎて健全な悩みにふたをしてしまうことも多いだろう。そんな自分の気持ちに気づくことだ。
この記事では学校に行きたくないという気持ちが強くなってきたときに、少しでも学校に行こうと思えるように悩みの解決方法を記事にしたものです。
というのも、筆者が不登校だったころ、学校には行きたくありませんでしたが当然、心の奥底では友達と同じように楽しく学校生活を送りたいという気持ちがありました。
無理して学校に行く必要はないと思います。しかし、学校に行きたいという気持ちがあるなら、この記事が少しでも参考にあれは幸いです。
1.自分が本当にやりたいことを抑え込んでいないか?
中高生はまだまだ大人として自立しているとは言えません。
精神的にはだいぶ成長したのにまだまだ親の影響力を強く受けざるを得ないという微妙な状態だと思います。
そんな状態に息苦しさを感じるのは自然なことです。
しかし、自分が本当にやりたいと思うことを抑え込んでしまう必要はありますか?
- 本当は勉強に追われてばかりでなく友達と遊びたい。
- 部活なんて本当は行きたくない。
- 友達付き合いに疲れた。
自分の願望が簡単に実現できるとはいいません。
いくら遊びたいと思っても勉強をある程度はしなければなりません。
しかし、まずは自分が何を望んでいるのかを把握しておくことは大切なことです。
自分の本当の気持ちを押し殺すのはやめましょう。
遊びたいなら遊びたいでOKです。恋したいなら恋したいでOKです。
まずは、
そこから始めましょう。
メッセージ1
まずは自分の気持ちを自分で把握してあげる。
ということだ、少年。実はやりたいと思っていたことなどないか?
ううん……と言われてももやもやして。
自分の願望を言語化することは非常に重要だ。もやもやするという感覚を感じたら自分の気持ちを言葉にしてみろ。
時間はかかるが確実に問題解決が早まるぞ。コツは紙に書き出してみることだ!
少年は言われるがまま紙に書き出した。
最初はうまく書けなかったが1時間ほどかけてぽつりぽつりと言葉を書き出し、あるシンプルなことに気づいた。
あ、ぼくの悩みは「もっと友達と仲良くなって楽しく遊びたい」ことだったのかも。
いやでも……
どうした?
悩みが分かったところでこれができないから辛いんだけど。
それはそうだろう。ならばそれを解決するために動き出すのみ!
2.自分がやりたいことを少しは今できないか?
自分が解決したい問題がはっきりしたら、解決策を考えるのはそんなに難しいことではありません。
問題を細かく分け、できることから1つずつやっていけばよいのです。
まず、友達と仲良くなりたいなら何気なく挨拶してみる、など。
挨拶だけならそんなに難しくないかもしれません。最初から上手にしゃべろうとか、どこかに遊びに行く約束を取り付けようとか、大きな目標を立てすぎると嫌になります。
小さく目標を分割する。
最近は部活で忙しくてただでさえ大変なのに、家では両親が仲悪くてずっとぎくしゃくしててさ……
本当はもっと友達と遊びたいのに家帰ってきたら余計精神的に張り詰めちゃってぐったり。
なるほどな……。それは辛いだろう。
たしかに少年の願望ははっきりしたが、人によっては自分の努力でどうこうできる範疇を超えた問題もある。
君の場合「両親を仲良くする」という問題は至難の業だろう。親とて他人。人の感情はコントロールできないからな。
どうすればいい?
確実にどうにもできない問題からは離れるのが一番だ。
親から離れることは難しいだろうが、少なくとも親の心配はやめて喧嘩の仲裁などはせず、それこそ友人と遊びに行ってしまうのは手だぞ。
そっか。でも、あの人たちは俺がいないと……
君がいても仲が悪いのだろう?
人の感情はコントロールできない。親も大人なんだから彼らのことは彼らに任せて、君はまず自分の人生のことを考えるべきだ。
そっか。そうするよ。できる範囲で友達と遊ぶようにするよ。家のことは親に任せてさ。
うむ。親の方から君に敬意をもって助けを求めてきたときには助けてあげればいいさ。
3. あとはできることからコツコツやっていくのみ
思春期の悩みはとにかく量が多く深くなりがちです。
しかし、問題の質的には大人になってからの悩みと変わりません。つまり、問題解決するための道筋を冷静に立ててコツコツやっていくしかありません。
むしろ、中高生の時点からそういうことができる人は将来恐ろしい人になりそうです。
ですから、1,2のステップを踏んで目標を小さく分けたら、あとはコツコツやっていきましょう。
どうしても無理な願望は冷静にどうするか考えるべきです。ほかのことを犠牲にしてでも手に入れたいか。それとも、やはり今はあきらめて将来時間ができたときに託すか。
少年のように親の仲が悪くそれを取り持ちたいと思う人もいるかも知れませんが、親の問題はあくまで親の問題。
いくら子供でも他人ではどうにもできないこともあります。
どうにもできない問題からは離れて、できる問題からコツコツやっていくのみです。
無理な問題からは離れる。あとはできることを少しずつクリアしていくのみ!
うつ病で高校を留年した現在25歳くらいの男.うつになっても立派に生きていけるし, 幸せにもなれるということを発信していきたい.様々な赤裸々話を抉り出していきたいので顔は隠しています.うつ病になってはじめて気づいた,人々を苦しめる仕組みや社会のおかしな部分を少しでも良くするために「こんなことって実は問題なんじゃないか?」ということを書いていきます.