生きづらさの克服

【読書】読書で人生を変える【具体的な本の読み方】

Summary

「読書がいいってきくけど結局何をすればいいの?」 そんな疑問を抱く気持ちとてもよ […]

読書で人生を変える

「読書がいいってきくけど結局何をすればいいの?」

そんな疑問を抱く気持ちとてもよくわかります。

なぜならこの記事を書いているぼく自身も大の本嫌いだったからです。

しかし、尊敬する人や友人には読書をしている人が多いことに気づいたことで、自分も読書をするようになりました

最初は見様見真似でしたが、いまでは年間に100冊ほど読む中級者くらいにはなれたと持っています。

そして、何より、読書をするようになってから本当に人生が変わったし、読書なくしていまの自分はないと思っています。

本を読むことで人生について深く考えられるようになったし、世界についてもたくさん勉強できました。その結果何をするにも自分の気持ちが乗るようになり、モチベーションがあがります。

本を読むようになったことがきっかけで達成できた具体的なことを上げると、

達成したこと1 大学院に学科首席入学

2 何事も深く語り合える友人を見つける

3 恋愛についての悩みを解決し彼女もできた(失敗もあったけど)

4 自分にあった職業を見つけられた

こんな感じで、本という先生を上手に使えば人生のほとんどの悩みに応用できます。

あくまでここで上げたものは分かりやすさを優先し目に見える成果を上げましたが、本を読むことの神髄はもっと深いところにあります。

目に見える成果も上がりますが、それ以上に価値のあるものをたくさん手に入れられます。

それでは、その「目に見えない効果」を具体的に見ていきましょう。

この記事をおすすめしたい人・本の読み方が分からない人

・具体的にどういう効果があるのか分からない人

・どんな本を読んだらいいのか分からない人

具体的にどういう効果があるの?

まずは読書がどういう効果を持っているかから始めましょう。

次の3つの効果はぼくやぼくの読書仲間(定期的にお酒を飲みながら文学について語り合う仲間がいます)との共通意見です。

思考の幅が想像以上に上がる

思考の幅が上がります

日常生きていくうえで様々な考え事をすると思います。

今日のご飯は何にしよう、どうやったら将来うまくいくだろう、なんのために生きているんだろう、とそのテーマは様々です。

その考え事をするときの思考の深さが格段に上がります。

たとえば……

最近副業が流行っています。では副業というキーワードからどういうことが考えられるでしょうか?

そもそもなんで副業が大事なの、というと本業が安定するとは限らないことや老後2000万円問題など、昭和・平成的な働き方を根本から見直さないと生活していくことが難しい未来が迫っているからです。

それでも自分ひとりだけならなんとか食いつないでいくこともできるでしょう。

しかし、自分1人を食べさせるだけの人生ってどうなんどうろ、なんて考えてしまうこともありえます。

そのときには、家族を持つことの価値や友人を大切にする価値の問題になっていくわけです。

となってくると、人生は自分1人のものではないな、という話になってきますよね。

とくに家族を守ろうという話に関しては男女の関係の結び方や結婚という制度、そしてその制度が日本においてどんな風な歴史的経緯を持ち、どのように受け入れられてきたのか。なぜ不倫はなくならないのか。そこかから見える人間という生き物の本質とはなにか……

とこのように思考をいくらでも広げていくことができます。

思考が深くなることによって自分の決断の説得力が増しますし、自信もつきます

自分の一つ一つの決断に自信が持てるということはとても気持ちがよいことです。

POINT思考の幅が広がる。

人の気持ちを読めるようになる

人の気持ちが読めるようになります。

なぜなら、小説を読むときには常に人の気持ちを想像しながら読むことを求められるからです。

小説を読んでいて面白いのは登場人物が本の中で色々なことを感じ、悪戦苦闘しながら挫折したり成長したりするからです。

これは登場人物と同じ気持ちになっているからといってもいいでしょう。

日常的にこのような訓練を積むことで人と接するときにも相手の気持ちを想像する幅が広がります。

もちろん現実で使うには多少練習はいりますが、本を読むことで予行練習をしておくようなものなので、似た状況が発生すれば人々がどういう気持ちになるかを想像することは難しくないですよね。

結果的に相手の気持ちに寄り添ったり、相手がかけてほしい言葉を的確に救い上げたりできるようになります

POINT人の気持ちが想像できるようになる。

分からないことがあったら本に聞こうという安心感を持てる

本というものは非常に大きなメディアです。

本にならない分野はないのではないかと思えるほど、本は様々な知識を保存してきました

その人類の知の集積にアクセスできるということは極めて強力な能力です。チートといってもいいかもしれないくらいです。

なぜなら、普通に生活していたら手に入らないような知識も読書の習慣をつけることによって一日数分から数時間で手に入れられるようになるのです

ぼくたちは言っても100年は生きていませんから、人生経験なんてせいぜい100年未満です。

しかし、1冊の本から5年分くらいの人生経験を手に入れることだって可能です。なぜなら本というものは小説家や知識人が生涯をかけて集めた知識の結晶だからです。

したがって、10冊読めば50年分、100冊読めば500年分。

10年くらいかけて1000冊読めば、普通の人は10年の経験しか積まないところあなたは5000年分の経験を積めるわけです。

はっきりいってこんな最強の裏技を使わない理由がありませんよね。

POINT分からないことがあっても本に頼れるという安心感を持てる。

どんなふうに読めばいいの?

それでは読書をする際に気を付けるべきことを2つだけ紹介しておきましょう。

あまり多すぎてもわかりにくくなるだけなので今回はたった2つだけ、です。ポイント絞っていきましょう。

難しいと思ったら本棚においておけばOK

読書する女性
本を読んでいたら「この本難しいな」「あまり面白くないな」と感じることもあると思います。

そんなとき昔のぼくは「自分はなんて忍耐力がないんだ。やっぱり本を読むことはぼくにはできないのか……」なんて考えていたこともありました。

しかし、色々な本を読んでいくうちにどんな大読書家でもつまらないと感じた本は読めないらしいということを知りました

なぜなら、その本を面白いと感じられないということはその時その瞬間においてあなたには必要のない本だからです。

自分にとって本当に大切な本は自然と面白いと感じてしまうものです。

だから、自分が少しでも面白いと感じる本を読んで、色々な本を読んで少しずつ知識や思考のレベルを上げていくことです。

そして、数年後、もっと人間的に成長した状態で読めば昔あんなにつまらなかった本が面白いと感じられるようになるかもしれません。

とくに文学作品なんかは面白さがわかりにくかったりします。

ぼくは子どもの頃は夏目漱石を読む人の気が知れないと思っていましたが、様々な本を読んでから漱石を読むとその日本語の美しさや繊細な心理的描写、漱石の世間に対するまなざしの鋭さなどの魅力にはまってしまいました。

結局漱石の作品はほとんど読んだんじゃないかと思います。

つまり、読書を続けていけば自然と本を読むレベルは上がっていくので、その時面白いと感じるものだけ読めばOKなんです。

 

じっくり読んでもざっと読んでもOK

勉強

本を読んでいると自分が読むスピードが遅すぎると感じることがあると思います。

しかし、読書家の方々が口をそろえて言うのは「読書にスピードは関係ない。ざっと読んだ方がいいこともあればじっくり読んだ方がいいこともある」ということです。

これは読書家松岡正剛さん、読書系YouTuber真水有高さんをはじめ様々な読書家の方々が言っています。

彼らは本を読みすぎて結果的に早く読めるようになっているだけで、最初から早かったわけではない、と。

正直ぼくもまことしやかに速読を進めているのは怪しい自己啓発セミナーくらいだと思っています。

だから、その本を面白く、またはちょっと辛くても内容がしっかり追えているならば読むスピードは全然おそくてもOKです。

自分にとって最適だと思えるスピードで読めばいいんです。

ぼくもそうでしたが、たくさん読んでいるうちに少しずつ早く読めるようになります。

本の内容を吸収することが大切なのに、読み切ることが目的になっては本末転倒です。

どんな本を読めばいいの?

それでは最後に、ぼくのおすすめの本を3冊紹介して終わりたいと思います。

これらは読みやすさ、内容ともに折り紙付きの本です。

ぜひ手に取ってみてください。

おすすめの本たち

獣の奏者(上橋菜穂子)

最初はファンタジー小説です。

児童文学という子ども向けのジャンルに分類される本ですが、ぼくはいまだにたまに読み返すくらい内容が深い。

著者本人も子ども向けには書いていないとおっしゃっているので、大人が読んでも十分に面白い本です。

 

多読術(松岡正剛)

読書に関する新書です。

松岡正剛さんという「千夜千冊」という読書ブログで有名になった方です。

大読書家がどのようなことを考えながら本を読んでいるのかがわかります。

意外にも本に対するハードルががくっとさがるとてもいい本です。

 

人間失格(太宰治)

次は文学作品にしておきましょう。

太宰治はぼくが純文学を読み始めるようになったきっかけです。

人々の中に上手に潜むことができるにも関わらず孤独を深めていく葉蔵という青年の半生を描いた傑作です。

「文学は毒だ」という言葉を体現したかのような作品だと思います。

他の作品に比べるとだいぶ読みにくくなるかもしれませんが、非常におすすめです。

 

道は開ける(D・カーネギー)

いわゆる自己啓発と呼ばれるジャンルにもいい本はあります。

この本は心理学に近いと言ってもいいかもしれません。悩みに対する対処法をまとめてくれた本です。

読みやすい上に役に立つというすごくいい本です。

精神的に落ち込んだときには読みたいですね。

 

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